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モニターの解像度・リフレッシュレートと接続

「4K/144Hzのモニターを買ったのに出ない」——多くは接続(端子・ケーブルの版数)が原因です。 解像度・リフレッシュレートを上げるほど必要な帯域が増え、それをHDMI/DisplayPortの版数が決めます。VESA・HDMI・メーカー公式で整理します。

要点:高解像度・高リフレッシュには帯域が要り、上限は端子・ケーブルの版数で決まります。 そしてGPU・ケーブル・モニターの三者すべてが対応して初めてその性能が出ます(最も低い版数に制限)。

解像度×リフレッシュ=帯域

画素数(解像度)と書き換え回数(リフレッシュレート・Hz)を上げるほど、必要なデータ帯域が増えます。主な端子の帯域は次のとおりです。

  • HDMI 2.1:最大 48Gbps(8K@60・4K@120 に対応)。
  • DisplayPort 1.4:最大 32.4Gbps(HBR3・4レーン。8K@60は圧縮利用時)。
  • DisplayPort 2.0/2.1:最大ペイロード 77.37Gbps

※ さらに新しい HDMI 2.2(96Gbps)も策定されていますが、モニター市場への普及はこれからです。

ケーブル・端子の版数で上限が決まる

HDMIは解像度・リフレッシュごとに必要なケーブル世代が異なります。

出したい映像必要なHDMIケーブル
4K@30HzHigh Speed
4K@60HzPremium High Speed
4K@120Hz・8KUltra High Speed(48Gbps)

DisplayPortも同様に、DP 1.2(〜4K@60)/DP 1.4(8K@60は圧縮利用)と版数で上限が変わります(Dell)。端子や規格の基礎は HDMIDisplayPort の各ガイドもどうぞ。

三者すべてが対応して初めて出る

実際に出せる性能は、PC(GPU)側の版数・ケーブルの世代・モニター側の版数のうち最も低いものに制限されます(弱いリンクの原則)。

「HDMI 2.1 computer + HDMI 2.0 cable + HDMI 2.0 monitor = HDMI 2.0 performance (4K @ 60 Hz maximum)」(Dell)

また、リフレッシュレートは接続だけでなくモニターのOSD設定やOS/ドライバのディスプレイ設定でも指定が必要です。EIZOの一部機種では、HDMI接続時の設定によりリフレッシュが30Hzに制限される例があります。

DSC(表示圧縮)で帯域超えを実現

DSC(Display Stream Compression)はVESAの標準で、「視覚的にロスレス」(見た目上の劣化がない)とされる低遅延圧縮です。DP 1.4a や HDMI 2.1 に組み込まれ、 帯域が足りない組み合わせでも高解像度・高リフレッシュを可能にします(例:ASUSのゲーミングモニターは DP 1.4+DSC で 4K/144Hz を伝送)。 ただし利用にはGPU側の対応(世代)も必要で、NVIDIAではおおむね近年の世代以降で対応します。

よくある質問

4K/120Hzを出すには何が必要ですか?

モニターとGPU(PC)の両方が4K/120Hzに対応していることに加え、HDMIならUltra High Speed HDMIケーブル(HDMI 2.1相当)、DisplayPortならDP 1.4以降(DSC併用)の対応ケーブルが必要です。三者のうち一つでも非対応・旧版だと上限が下がります。

ケーブルの見た目が同じなら性能も同じですか?

いいえ。同じコネクタ形状でもケーブルには世代(対応帯域)があり、古い世代では高解像度・高リフレッシュを伝送できません。Dellの解説では、PC・ケーブル・モニターのうち最も低い版数が実際の性能を決めるとされています。

モニターもGPUも対応なのに高リフレッシュが出ません。なぜ?

ケーブルの世代不足、モニター側のOSD設定(信号フォーマット等)、OS/ドライバのディスプレイ設定でリフレッシュが低いまま指定されている、などが原因です。EIZOの一部機種ではHDMI接続時の設定次第で30Hzに制限される例があります。

DSC(表示圧縮)を使うと画質は劣化しますか?

VESA・NVIDIAの説明では「視覚的にロスレス」とされ、通常の視聴・ゲーミングでは劣化を感じにくいとされています。技術的には非可逆圧縮で、帯域が足りない組み合わせを実用可能にする仕組みです。

本ページは一般的な解説です(2026-07-13 取得の一次情報にもとづきます)。対応帯域・DSC対応・必要ケーブルは製品と世代で異なります。 購入前に、モニター・GPU・ケーブルそれぞれの対応版数(HDMI/DP)と、目的の解像度・リフレッシュへの対応を各メーカー公式でご確認ください。

出典

(公式の一次情報に基づき随時見直します)