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タイヤチェーンの種類・選び方と「チェーン規制」

この記事の要点

  • チェーン規制中は、スタッドレスタイヤでも4WDでもタイヤチェーンがないと通れません。
  • チェーン規制の対象は全国13区間で、目印は青地に白の標識(310の3)です。
  • 積雪・凍結路の滑り止めは各都道府県の規則で義務。反則金は普通車6,000円です。
  • スプレー式はチェーン規制中に通れません。装着は駆動輪が基本です。

冬の運転で混同されやすいのが、都道府県ごとの滑り止め義務・冬用タイヤ規制・チェーン規制の3つです。必要な装備も、根拠になる法令も、破ったときの結果も違います。 国土交通省・e-Gov(法令)・都道府県公安委員会規則・NEXCO・規格団体・メーカー公式の一次情報だけで整理します。

3つの「規制」は別物:まず違いを押さえる

都道府県の滑り止め義務冬用タイヤ規制チェーン規制
根拠道路交通法71条6号+各都道府県公安委員会の規則道路管理者・交通管理者による運用(高速道路会社が案内)規制標識「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」(標識令 310の3)
いつ道路が積雪・凍結しているとき(区間の指定なし・全国)降雪・積雪で路面が悪化したとき「大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるとき」(国土交通省)
必要な装備県の規則が定める滑り止め(冬用タイヤ/チェーン等。内容は県で異なる)「冬用タイヤ…またはタイヤチェーンなどのすべり止め装置」(NEXCO西日本)タイヤチェーン必須。「全車輪が冬用タイヤでもチェーンを装着しないと走行できない」(NEXCO西日本)
守らないと5万円以下の罰金(道交法120条1項)/反則金 普通車6,000円その区間を走行できない通行できない。規制区間の手前で装着状況の確認を受ける(国土交通省)

冬用タイヤ規制について NEXCO西日本は「装着が必要な装置は、各都道府県によって異なります。」とも注記しています。 つまり「冬用タイヤ規制」の中身も、結局は下で見る都道府県の規則に紐づいています。

「チェーン規制」=スタッドレスでも4WDでも通れない

2018年12月14日、国土交通省が道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(標識令)を改正し、「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識を新設して同日公布・施行しました。 大雪時に全面通行止めにする代わりに、チェーン装着車だけを通す仕組みです。

「大雪時に通行止めを実施する場合でも、チェーン規制を実施し、タイヤチェーンを着けていれば通行できるようにすることで、これまでより積雪による通行止め時間を短くすることを目指します。」(国土交通省)
「スタッドレスタイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車はチェーン規制中に通ることはできません。」(国土交通省)

4WDも例外ではありません。国土交通省は理由をこう説明しています。

「大雪の時の峠などでは、4WD車両は重量が大きいため、下り坂で急ブレーキをかけた時に、止まるまでの距離が長くなることから、チェーン規制中はタイヤチェーンを着けていないと通ることはできません。」(国土交通省)

目印は「青地に白」の標識(標識令 310の3)

通行止め系の標識は赤い斜線が定番ですが、この標識は違います。標識令の別表は、 「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」を含む一群について「文字、記号及び縁を白色、地を青色とする」と定めています。標識が表示する意味は次のとおりです。

「道路法第四十六条第一項の規定に基づき、又は交通法第八条第一項の道路標識により、タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止すること。」(標識令 別表第二・310の3)

設置場所も条文で決まっており、「通行を禁止する区域、道路の区間若しくは場所の前面又は…道路の中央又は左側の路端」とされています。規制区間の入口手前で必ず目に入る位置に立つ、ということです。

どこで実施されるか(選定の考え方)

「急な上り下りがある峠などで、過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった場所の中で、タイヤチェーンを着脱できる場所や通行止めが解除されるまで待機できる場所がある区間で実施します。」(国土交通省)

抜き打ちではありません。国道112号 月山道路を管理する国土交通省東北地方整備局 山形河川国道事務所は、「チェーン規制を実施する際は、事前に本HP、SNS、ラジオの交通情報や道路情報板等にて、広報を行います。(急に規制を実施することはありません。)」と明記し、規制中はチェーンチェック場で装着の有無を確認し、未装着車はチェーン着脱場へ案内すると説明しています。

対象区間の一覧(全13区間)

国土交通省が公表している一覧です。直轄国道6区間・高速道路7区間の計13区間。

直轄国道(6区間)

都道府県路線箇所名区間延長
山形県国道112号月山道路西川町月山沢〜鶴岡市田麦俣15.2 km
山梨県・静岡県国道138号山中湖・須走山梨県山中湖村平野〜静岡県小山町須走字御登口8.2 km
新潟県国道7号大須戸〜上大鳥村上市大須戸〜村上市上大鳥15.3 km
福井県国道8号石川県境〜坂井市あわら市熊坂〜あわら市笹岡3.2 km
広島県・島根県国道54号赤名峠広島県三次市布野町横谷〜島根県飯南町上赤名2.5 km
愛媛県国道56号鳥坂峠西予市宇和町〜大洲市北只7.0 km

高速道路(7区間)

都道府県路線番号箇所名区間延長
新潟県・長野県E18上信越道信濃町IC〜新井PA(上り線)24.5 km
山梨県E20中央道須玉IC〜長坂IC8.7 km
長野県E19中央道飯田山本IC〜園原IC9.6 km
石川県・福井県E8北陸道丸岡IC〜加賀IC17.8 km
福井県・滋賀県E8北陸道木之本IC〜今庄IC44.7 km
岡山県・鳥取県E73米子道湯原IC〜江府IC33.3 km
広島県・島根県E74浜田道大朝IC〜旭IC26.6 km

各区間を管理する事務所の記載とも一致しています(山形河川国道事務所「一般国道112号山形県西川町月山沢〜鶴岡市田麦俣(15.2km)」、 沼津河川国道事務所「国道138号 山中湖・須走 山梨県山中湖村平野〜静岡県小山町須走字御登口(8.2km)」)。区間・運用は変更され得ます。出発前に国土交通省・NEXCO各社の最新情報を確認してください。

ふだんの雪道は「都道府県ごとの義務」——中身は県で違う

チェーン規制がなくても、積雪・凍結路の滑り止めは法令上の義務です。根拠は道路交通法の次の条文です。

第七十一条第六号「前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項」

つまり具体的な中身は各都道府県の公安委員会規則(道路交通法施行細則・道路交通規則)に書かれており、県ごとに違います。 実際の条文を並べると、対象車両も装着輪の指定も揃っていないことが分かります。

県(規定)発動する路面対象の車両求められる措置と装着輪
北海道
道路交通法施行細則 第12条第2号
積雪し、又は凍結している道路自動車・原動機付自転車「スノータイヤを全車輪に装着し、又はタイヤ・チェーンを取り付ける等滑り止めの措置を講ずること。」
富山県
道路交通法施行細則 第17条第3号
積雪又は凍結している道路車両(軽車両を除く)=二輪車も含む「タイヤチェーン又は滑り止め用特殊タイヤを取りつけるなど、路面の状況に応じ有効な滑り止め装置を講ずること。ただし、タイヤチェーンについては、前車輪又は後車輪に取りつければ足りる。」
長野県
道路交通法施行細則 第14条第2号
積雪又は凍結している道路自動車(二輪のものを除く)「タイヤ・チェーン又は防滑タイヤ…を用いる等滑り止めの処置を講ずること。」チェーンは両側の後輪(前輪駆動なら前輪)、防滑タイヤは全輪と輪まで指定
岐阜県
道路交通法施行規則 第12条第4号
積雪又は凍結している道路自動車(二輪のものを除く)「タイヤにチェーンを取り付ける等すべり止めの措置を講ずること。」(輪の指定なし)
愛知県
道路交通法施行細則 第7条第5号
積雪又は凍結のため滑るおそれのある道路自動車(二輪のものを除く)「タイヤ・チェーンを取り付ける等滑止めの措置を講ずること。」(輪の指定なし)
静岡県
道路交通法施行細則 第9条第1号
積雪又は凍結している道路自動車(二輪のものを除く)「タイヤに鎖を巻くか、又は雪上用タイヤを用いる等して、すべり止めの措置を講ずること。」
三重県
道路交通法施行細則 第16条第5号
積雪又は凍結している道路自動車(二輪の自動車を除く)「タイヤチェーン、スノータイヤその他の有効なすべり止めの措置を講じないで…運転しないこと。」

北海道・富山県は各公安委員会規則の本文(PDF)で確認。長野・岐阜・愛知・静岡・三重の条文は、 国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所が掲載しているもの(同ページの表記は「平成28年8月 現在」)です。お住まい・目的地の県の現行規定は、各県警・県公安委員会の例規で必ずご確認ください。

違反したときの罰則・反則金

道路交通法120条1項は該当者を「五万円以下の罰金に処する」と定め、71条6号違反はこの条に含まれます。 反則金は道路交通法施行令が「「公安委員会遵守事項違反」とは、法第七十一条第六号の規定に違反する行為をいう」と定義したうえで、別表第六で額を定めています。

車種反則金(公安委員会遵守事項違反)
大型車7,000円
普通車又は二輪車6,000円
原付等5,000円

チェーンの3種類と、それを支える規格

国土交通省は、チェーン規制中に通れるチェーンについてこう説明したうえで、種類を3つに整理しています。

「チェーン規制中に通ることのできるタイヤチェーンは、自動車用品店などで販売されているものであれば問題ありません。ただし、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプのものではチェーン規制中に通ることはできません。」(国土交通省)
種類(国土交通省の分類)国土交通省の説明国内の規格・認定メーカー公式が挙げる特徴
金属チェーンタイプ「金属製のチェーンやワイヤーの製品」JIS D 4241:2000「路上走行用自動車―タイヤチェーン」(鋼製。状態=有効)はしご状のラダー形は「JIS規格があることから、JISチェーンとも呼ばれます。(JIS D 4241)」(カーメイト)
ウレタン&ゴムチェーンタイプ「ゴムなどの樹脂製の製品」JASAA規格 JASA432(非金属製タイヤチェーン)に基づく認定制度「マイナス20℃でも硬くならず切れにくい」「金属タイヤチェーンの約5倍の耐久性」(カーメイト)
布製カバータイプ「アラミドなどの特殊繊維製の製品」該当する国内規格・認定は確認できませんでした「スノーソックスは駆動輪に装着する必要があります」(オートソック)
(参考)スプレー式薬剤を吹き付けるタイプ—チェーン規制中は通れない(国土交通省)

チェーンそのものに対する法令の要求

製品側にも、道路運送車両の保安基準に一文だけ規定があります(条文の表記は「チエン」)。

第九条第4項「タイヤ・チエン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない。」

JIS D 4241(金属チェーン)

日本規格協会の規格情報によれば、JIS D 4241:2000「路上走行用自動車―タイヤチェーン」は現在も「有効」で、 直近の確認年月日は2025年10月20日(制定は1958年3月29日)。適用範囲は次のとおりで、鋼製に限られます。

「自動車(二輪自動車,産業車両,建設車両及び農業機械を除く。)が積雪,凍結,ぬかるみなどの道路を走行するときに,滑り防止のため,タイヤに装着する鋼製タイヤチェーンについて規定。」(日本規格協会・規格概要)

原案作成団体は一般財団法人 日本規格協会とタイヤチェーン工業会。なお、自動車技術会規格(JASO)の規格目録にはタイヤチェーンの規格は見当たりませんでした。

JASAA認定(非金属チェーン)と、認定品の見分け方

非金属チェーンには、一般財団法人 日本自動車交通安全用品協会(JASAA)の認定制度があります。 同協会は「当協会規格JASA432(非金属製タイヤチェーン)に基づいて製造された製品を、『タイヤ滑り止め装置認定委員会』委員の立会いの下、 各種の実車走行試験を行い、性能が確認された製品です」と説明しています。委員には警察庁交通局・科学警察研究所・高速道路総合技術研究所・日本自動車連盟(JAF)が名を連ねます。

表示どこに付いているか表示内容
認定マークタイヤチェーン収納ケースの外側「JASA432規格品」
認定票タイヤチェーン本体乗用車関連用:「JASA、00-000」(00-000が認定番号)

JASAAが挙げる認定品の長所には、走行実務に直結するものが並びます。

  • 「高速道路の本線やインターチェンジの坂道をすべてクリア」
  • 「600km以上の耐久性」
  • 「関越トンネルを装着したまま走行できる(係員の指示をお守りください)」
  • 「道路の破損が少ない」「着脱が容易」「アイスバーンに強い」
布製カバーの扱いは、情報源によって説明が食い違います。国土交通省はチェーン規制のQ&Aで布製カバータイプをチェーンの種類の一つとして挙げ、通れないのは 「スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプ」だとしています。布製メーカーのオートソックも 「オートソックのような布製チェーンは、チェーン規制時にも使用が認められています。」と説明。 一方で非金属チェーンメーカーのカーメイトは、布製カバーについて「日本では『緊急用タイヤ滑り止めカバー』として扱われています。乾燥路には弱く、 タイヤチェーン規制時には通行できない場合があります。」と注意しています。本ページで確認できた範囲では、国土交通省の文書に「布製は不可」とする記述はありません。現場ではチェーンチェック場の係員の指示に従ってください。

装着位置・速度・着脱のルール

項目公式の案内出どころ
装着する輪「駆動輪にタイヤチェーンを着けることが基本です。」国土交通省
駆動方式別「FF車は前輪に、FR車は後輪に装着してください。」/4WD車は「基本の車体構造(FFもしくはFR)によって、装着輪が異なるため、各車両の取扱い説明書で確認を」NEXCO西日本
速度50km/h以下。「50km/hを超える速度では、遠心力でタイヤチェーンが膨れあがり、車体にぶつかって切れて思わぬ事故につながります。」(トンネル内や断続的な乾燥路面でも守る)JASAA
着脱する場所「タイヤチェーンの着脱は、指定の着脱所で行ってください。」/「『チェーン装着』の表示を見たら、最寄りのSA・PAかチェーン着脱場で」。本線上での装着は危険JASAA/NEXCO西日本
長大トンネル「長大トンネル等では、チェーン切れ防止のためチェーンを外して走行していただく区間があります。」NEXCO西日本
雪がなくなったら「雪の無い道路を長距離走るとタイヤチェーンが摩耗します。また、タイヤチェーンによってタイヤを摩耗させる上に、路面を損傷させますので、タイヤチェーンを外すようにしましょう。」JASAA
事前練習「悪条件下においても確実に装着できるよう、お持ちの製品の取り付け経験がない方は、事前の練習をお勧めします。」/「実際にご使用になる前に必ずテスト装着をしてください。」JASAA/カーメイト

長大トンネルでは外す、という NEXCO の案内と、関越トンネルは装着したまま走れる、という JASAA の説明は矛盾ではありません。後者はJASAA認定の非金属チェーンに限った話で、 カーメイトも「関越トンネルを走行できるのはJASAA認定品に限ります」と但し書きを付けています。

冬用タイヤ側の確認ポイント

チェーンを積んでいても、土台の冬用タイヤが要件を満たしていなければ冬用タイヤ規制で止められます。NEXCO西日本の案内です。

  • スタッドレス/スノータイヤ:「側面(サイドウォール)には、STUDLESSまたはSNOWの文字があります」。スタッドレス表記のあるものを全車輪に装着。
  • オールシーズンタイヤ:「オールシーズンタイヤの中でも、スノーフレークマーク(国際表記)が表示されているタイヤを全車輪に装着してください」。想定されているのは「ちらつく程度の降雪で路面と一部接触可能な積雪状況下での使用」。

タイヤサイズへの適合

タイヤサイズは幅(mm)・扁平率・ホイールインチで表され(タイヤサイズの見方参照)、この表記をもとに各メーカーの適合表・車種別検索で型番を選びます。 カーメイトは購入時の注意としてこう案内しています。

「タイヤチェーンをかぶせるためのスキマがない車種は取り付けできません。車種適合情報が発信されているメーカー製を選びましょう。」「タイヤのショルダー部に記載されているタイヤサイズを確認して、正しいタイヤチェーンのサイズを購入しましょう。」(カーメイト)

JASAAも購入時の確認事項として、タイヤサイズの確認、タイヤハウスのクリアランスの確認、装着が不可能な車種があること、スパイクタイヤには使えないこと、指定サイズ以外のタイヤ・ホイールやローダウン車ではクリアランスを十分確認すること、乗用車用はトラックには使えないことを挙げています。

よくある質問

スタッドレスタイヤを履いていれば「チェーン規制」区間も通れますか?

通れません。国土交通省は「スタッドレスタイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車はチェーン規制中に通ることはできません。」と明記しています。4WD車も同じで、国土交通省は「4WD車両は重量が大きいため、下り坂で急ブレーキをかけた時に、止まるまでの距離が長くなる」ことを理由に、チェーンなしでは通れないとしています。

「チェーン規制」と「冬用タイヤ規制」は何が違いますか?

必要な装備が違います。冬用タイヤ規制はNEXCO西日本の説明で「冬用タイヤ(スタッドレスタイヤやスノータイヤなど)またはタイヤチェーンなどのすべり止め装置」のどちらかがあれば走れます。一方チェーン規制は「全車輪が冬用タイヤでもチェーンを装着しないと走行できない」規制で、大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の大雪時に行われます。

チェーン規制の対象区間はどこですか?

国土交通省が公表している一覧では、直轄国道6区間(月山道路、山中湖・須走、大須戸〜上大鳥、石川県境〜坂井市、赤名峠、鳥坂峠)と高速道路7区間(上信越道、中央道の山梨・長野、北陸道の2区間、米子道、浜田道)の計13区間です。本ページに区間名・起終点・延長の一覧を掲載しています。区間や運用は変わり得るため、走行前に国土交通省・NEXCO各社の最新情報をご確認ください。

チェーン規制は突然始まりますか?

事前に広報されます。国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所(国道112号 月山道路)は「チェーン規制を実施する際は、事前に本HP、SNS、ラジオの交通情報や道路情報板等にて、広報を行います。(急に規制を実施することはありません。)」と案内しています。また規制中は「規制区間の手前でタイヤチェーン装着状況の確認を行います」(国土交通省)。

チェーン規制中はどんなチェーンでも通れますか?

国土交通省は「チェーン規制中に通ることのできるタイヤチェーンは、自動車用品店などで販売されているものであれば問題ありません。ただし、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプのものではチェーン規制中に通ることはできません。」と説明しています。同省は種類として金属チェーンタイプ、ウレタン&ゴムチェーンタイプ、布製カバータイプの3つを挙げています。

雪道でノーマルタイヤのまま走ると違反になりますか?

なります。道路交通法71条6号は「公安委員会が…必要と認めて定めた事項」を運転者の遵守事項としており、各都道府県の公安委員会規則が積雪・凍結路での滑り止め措置を義務づけています。違反は同法120条1項の「五万円以下の罰金」、反則金は道路交通法施行令別表第六の「公安委員会遵守事項違反」として大型車7,000円・普通車または二輪車6,000円・原付等5,000円です。具体的な義務の内容は都道府県ごとに異なります。

チェーンはどのタイヤに着けますか。速度の制限はありますか?

国土交通省は「駆動輪にタイヤチェーンを着けることが基本です」としています。NEXCO西日本はより具体的に「FF車は前輪に、FR車は後輪に装着してください」「4WD車(四輪駆動車)は基本の車体構造(FFもしくはFR)によって、装着輪が異なるため、各車両の取扱い説明書で確認をお願いいたします」と案内しています。速度は日本自動車交通安全用品協会(JASAA)が50km/h以下を求めており、理由は「50km/hを超える速度では、遠心力でタイヤチェーンが膨れあがり、車体にぶつかって切れて思わぬ事故につながります」としています。

チェーンはどう選べばいいですか?

まず自車のタイヤサイズを確認し、各メーカー公式の適合表・車種別検索でそのサイズに合う型番を選びます。カーメイトは「タイヤチェーンをかぶせるためのスキマがない車種は取り付けできません。車種適合情報が発信されているメーカー製を選びましょう」「タイヤのショルダー部に記載されているタイヤサイズを確認して、正しいタイヤチェーンのサイズを購入しましょう」と案内しています。非金属チェーンはJASAAの認定制度があり、認定品のケース外側には「JASA432規格品」の認定マークが表示されます。

チェーン規制の区間・運用、都道府県の規則、規格の内容は変更されることがあります。チェーンの適合は車種・タイヤサイズで異なります。 本ページは公表資料に基づく一般的な解説で、個別の適合や規制の最新状況を保証するものではありません。 走行前に国土交通省・NEXCO各社の最新情報と、メーカーの適合表をご確認ください。

出典

(公式の一次情報に基づき随時見直します)